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5.OutlookExpressのスパムメール対策

3.Outlook 2000/XP/2003での複数アカウントの設定

 Outlookの場合もアカウントの追加方法や操作方法はOutlook Expressと同様です。

 「ツール」メニューから「電子メールアカウント」を起動するか、「コントロール パネル」の「メール」にある「電子メールアカウント」ボタンをクリックします。

 そして表示された「電子メールアカウント」の管理ツールで、新しいメールアカウントを作成します。以下のメールアカウント管理ダイアログを設定していきます。



  1. 定義されたメールアカウントです。

    ここでは4つのアカウントを定義していますが、上の2つは、同じメールサーバ上でメールアドレスだけを使い分けています。
  2. 送信時のデフォルトのメールアカウントには、このように「(既定)」という表示が付きます。
  3. 設定内容を変更したり、メールアカウントの名前を変更したりするにはこれをクリックします。
  4. 新しいメールアカウントを追加するにはこれをクリックします。
  5. アカウントを選択してこれをクリックすると、そのアカウントがデフォルトのアカウントになります。

 このダイアログ上で「追加」ボタンをクリックすると、新しいメールアカウントを作成するウィザードが起動されるので、メールアドレスやメールサーバ名などを指定して実行します。なおアカウントに付けられる名称は、デフォルトでは受信メールサーバの名前となっていますので、後で区別しやすいように、メールアドレスやメールサーバ名を含んだ分かりやすい名称に変更しておくと便利です。


 アカウント名を変更するには、上の画面で「プロパティ」をクリックして、表示されたダイアログの右下にある「詳細設定」ボタンをクリックして設定します。



Outlook 2000/XP/2003におけるデフォルト受信アカウントの設定


 Outlook Expressの場合と同様に、1つのメールサーバで複数のメールアドレスを使い分ける場合は、表示名とメールアドレスだけを変更し、メールサーバとログオン名は同じものを指定したアカウントを作成し、受信をどれか1つのアカウントでのみ有効にします。

 この設定は「ツール」メニューの「送受信」>「送受信の設定」>「送受信グループの定義」を選択し、「送受信グループ」を定義するダイアログを表示させます。



■送受信グループの定義
送受信グループとは、会社で使っている場合と出張先で使っている場合などを区別して、それぞれごとに異なるメールアカウントを使い分けたり、メールサーバからの読み出し時間間隔を変えたりするための機能です。単に送信するメールアドレスを使い分けるだけであれば、デフォルトの送受信グループのままでも構いません。
送受信グループ
  1. 定義されている送受信グループ。デフォルトでは「すべてのアカウント」というグループのみが定義されています。
  2. 新しい送受信グループを作成する時にクリックします。
  3. 内容を変更する時にクリックします。
デフォルトでは「すべてのアカウント」というグループが定義されていますので、「編集」メニューの「送受信設定」ダイアログを表示させます。受信操作をさせたくないメールアカウントを選択し、「明示的に指定しない限り受信をしない」という設定にします。

■送受信アカウント設定
ダイアログの左側には定義されているメールアカウントが一覧表示されています。

受信操作をさせたくないアカウントをクリックして選択し、右側にある送受信設定で「メール アイテムの受信」項目を「オフ」にします。同じサーバにアクセスするメールアカウントが複数ある場合は、1つのアカウントでのみ受信を有効にしておけば問題ありません。
送受信アカウント設定
  1. 定義されているメールアカウント一覧です。

    この部分は「ボタン」になっていて、どれか1つをクリックすると右側にそのアカウントに関する情報が表示されます。
  2. アカウントを選択した状態です。

    このアカウントの受信設定を無効にします(送信は許可しておきます)。
  3. このチェック・ボックスをオフにすることにより、アカウント自体が無効になります。

    一時的にアカウントを使わないのなら、アカウント定義を削除するのではなくて、この機能を使って無効にしておけば問題ありません。
  4. これをオフにしておくと、通常の受信操作(「ツール」メニューの「送受信」>「すべて送受信」時)では、このメールアカウントのメールサーバへのアクセスは行われなくなります。

    同一のメールサーバに対して複数のメールアカウントを設定している場合は、そのうちの1つだけでこのチェック・ボックスをオンにしておき、そのほかのものではオフにしておけば問題ありません。

■Outlook 2000/XP/2003における送信アカウントの指定
Outlookでメールを作成・送信する場合、どのメールアドレスを使って送信するかという指定が可能です。
OutlookではOutlook Expressと違って、定義されているメールアカウントの個数に関係なく、メール作成画面のツールバーに「アカウント」というドロップダウンリスト形式のメニューが表示されています。この中から目的のメールアカウントを選択して設定できます。

ここでの表示名は、デフォルトでは受信メールサーバの名前となっているので、メールアドレスとプロバイダやメールサーバを含む名前に変更しておくと分かりやすいでしょう。

■Outlookにおける送信アカウントの選択
メールアカウントを複数定義している場合は、送信するメールアカウントを選択することにより、メールの差出人(From:フィールド)を使い分けることができます。
送信アカウントの選択
  1. メールアカウントを変更するためのメニュー。

    標準ツール・バー上に用意されています。
  2. デフォルトで使用されるメールアカウントが一番上に表示されています。

    その他のアカウントを選択することで、別のメールアドレスでメールを送信することができます。Outlook Expressと違ってここにはアカウント名だけが表示されます(メールアドレスは表示されません)。メールアドレスやプロバイダ名などを含めた、分かりやすいメールアカウント名を付けておくと便利です。図はメールアカウント名で表示しています。

1.スパムメールの種類
2.スパムメールの対処
3.自己防衛の重要性
4.スパムメールへの対策
5.Outlook Express のスパムメール対策
6.スパムメールの予防
7.スパムメールの通報
8.関連法規、判例
付録

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