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5.OutlookExpressのスパムメール対策

1.「スパムメール移動用」フォルダの作成

 Outlook Express でスパムメールを自動的に振り分けるには、送信者や件名をもとにスパムメール用の振り分けルールを作成し、受信時に振り分けるようにします。

 ここでは、必要なメールを間違って消さないようにするため、振り分けた際に専用フォルダに移動するように設定していますが、移動先として直接ごみ箱を指定することもできます。Outlook Express を使用している場合のスパムメール対策方法は、以下のようになります。


※以下の説明で指定している送信者のメールアドレス、件名、メッセージ本文のキーワード等は、スパムメールのひとつの例です。この例と同じ指定を行ったとしてもすべてのスパムメールが指定されるわけではありませんので注意してください。実際に指定する送信者メールアドレス、件名、本文キーワード等は、届いたスパムメールを元に各自で判断して追加する必要があります。


1. 「スパムメール移動用」フォルダの作成


 「ファイル」メニュー>「フォルダ」>「新規作成」を選択します。


「フォルダ」>「新規作成」


 フォルダを作る場所の指定で「受信トレイ」を選択します。


「受信トレイ」を選択


 ここで、フォルダ名を「スパムメール」として作成します。

 入力完了後に「OK」をクリックして下さい。


「スパムメール」フォルダ作成


 「スパムメール」フォルダが作成されました。


2. スパムメールの振り分けルールを設定します


 「ツール」メニュー>「メッセージルール」> 「メール」を選択します。


「ツール」メニュー>「メッセージルール」> 「メール」


 メールルールがまだひとつも無い状態の場合、この時点で新規メールルール作成画面が表示されます。


メールルール作成画面


※既にメールルールが設定されている場合は、一覧が表示されます。


 新しいルール作成するために、右上の「新規作成」をクリックしてください。


 スパムメールを振り分けるために、メールに含まれる「件名(Subject)」や「送信者(From)」を利用して、スパムメールを選別します。ここからはスパムメールを振り分けるルールをひとつずつ作成していきます。


3-1. 送信者(From) を利用する


 ここでは、送信者が「spam@yahoo.co.jp」であるメールをスパムメールとして振り分ける、というルールを作成します。


 新規のメールルールの指定は、以下のように指定します。


「1. ルールの条件」 ⇒ 「送信者にユーザが含まれている場合」

「2. ルールのアクション」 ⇒ 「指定したフォルダに移動する」

「4. ルール名」 ⇒ 「スパムメール(送信者)」


新規のメールルールの指定


 「3. ルールの説明」にある「ユーザが含まれている」という下線付き文字をクリックします。

 「ユーザの選択」画面が表示されるので、振り分けたいメールアドレス(ここでは「spam@yahoo.co.jp」)を入力して「追加」をクリックします。


振り分けるメールアドレスの入力


 下の「人」の欄に入力したメールアドレスが追加されたことを確認して「OK」をクリックします。


入力確認


 新規のメールルール作成画面に戻ると、「3. ルールの説明」に入力したメールアドレスが表示されています。


メールアドレス表示


 今度は、「3. ルールの説明」にある「指定したフォルダ」という下線付きの文字をクリックします。

 移動先選択画面が表示されるので、「スパムメール」を選択して「OK」をクリックします。


「スパムメール」を選択


 「3. ルールの説明」に、選択した「スパムメール」フォルダが表示されていることを確認し、「OK」をクリックしてください。


確認・OK



3-2. 件名(Subject) を利用する


 ここでは、件名に「完全無料サイトのご紹介!」を含むメールをスパムメールとして振り分けるルールを作成します。


 新規のメールルールの指定は、以下のように指定します。


「1. ルールの条件」 ⇒ 「件名に指定した言葉が含まれる場合」

「2. ルールのアクション」 ⇒ 「指定したフォルダに移動する」

「4. ルール名」 ⇒ 「スパムメール(件名)」


新規のメールルールの指定


 「3. ルールの説明」にある「指定した言葉が含まれる」という下線付き文字をクリックします。

 単語の入力画面が表示されるので、ここでは「完全無料サイトのご紹介!」と入力します。


振り分ける文字列の入力


 下の「単語」の欄に入力した文字列が追加されたことを確認して「OK」をクリックします。


入力確認


 新規のメールルール作成画面に戻ると、「3. ルールの説明」に入力した文字列が表示されています。


入力した文字列が表示


 今度は、「3. ルールの説明」にある「指定したフォルダ」という下線付きの文字をクリックします。

 移動先選択画面が表示されるので、「スパムメール」を選択して「OK」をクリックします。


「スパムメール」を選択


 「3. ルールの説明」に、選択した「スパムメール」フォルダが表示されていることを確認し、「OK」をクリックしてください。


確認・OK



3-3. メッセージ本文を利用する


 ここでは、メッセージ本文に「http://spam.jp/」を含むメールをスパムメールとして振り分けるルールを作成します。


 新規のメールルールの指定は、以下のように指定します。


「1. ルールの条件」 ⇒ 「メッセージ本文に指定した言葉が含まれる場合」

「2. ルールのアクション」 ⇒ 「指定したフォルダに移動する」

「4. ルール名」 ⇒ 「スパムメール(本文)」


新規のメールルールの指定


3. ルールの説明にある「指定した言葉が含まれる」という下線付き文字をクリックします。
単語の入力画面が表示されるので、ここでは「http://spam.jp/」を入力します。


振り分ける単語の入力


下の「単語」の欄に入力した文字列が追加されたことを確認して「OK」をクリックします。


入力確認


新規のメールルール作成画面に戻り、3. ルールの説明に入力した文字列が表示されています。


入力したタンゴが表示


 今度は、「3. ルールの説明」にある「指定したフォルダ」という下線付きの文字をクリックします。

 移動先選択画面が表示されるので、「スパムメール」を選択して「OK」をクリックします。



 「3. ルールの説明」に、選択した「スパムメール」フォルダが表示されていることを確認し、「OK」をクリックしてください。


確認・OK


振り分け一覧


 これで、送信者・件名・本文による振り分けという3つのルールが追加されました。

 振り分けの条件を追加したい場合は、各ルールの「3. ルールの説明」を追加編集していきます。


4. 送信者を禁止する


 次は、指定したメールの送信者を禁止されたユーザーの一覧に追加し、その送信者からのメッセージを自動的に削除する方法を説明します。


 まずは、禁止したい送信者からのメールを選択し、「メッセージ」メニューから「送信者を禁止する」を選択します。


「送信者を禁止する」


 送信者が禁止されたユーザーの一覧に追加されたことを告げるメッセージが表示されます。選択しているメッセージをそのまま削除する場合は「はい」を、今はまだ残しておく場合は「いいえ」をクリックします。


禁止ユーザー追加


 上記で「はい」をクリックすると、削除完了の表示がされますので「OK」をクリックします。


削除完了


 禁止された送信者は、「ツール」メニューから「メッセージルール」>「禁止された送信者の一覧」を選択することで確認できます。


禁止ユーザの確認


 禁止された送信者の画面では、間違って追加してしまったメールアドレスの削除や、禁止するメールアドレスを直接追加することなどが出来ます。


メッセージルールの編集


 以上の作業で、Outlook Express でのスパムメール対策の設定は完了です。設定以降にメールを受信した際には、設定したメッセージルールに従って自動的に振り分け処理がされます。

 新しいスパムメールが届いたら、その内容からメッセージルールを追加していくようにします。


 スパムメールフォルダにはスパムメールが溜まっていくので、定期的に削除する必要があります。また、設定を誤ると必要なメールもスパムメールフォルダに移動されてしまうので、削除する前に正しく動作しているかを確認してください。

1.スパムメールの種類
2.スパムメールの対処
3.自己防衛の重要性
4.スパムメールへの対策
5.Outlook Express のスパムメール対策
6.スパムメールの予防
7.スパムメールの通報
8.関連法規、判例
付録

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