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1.スパムメールの種類

3.なぜ受信してしまうのか

 スパムメールの送信者は、自分達の製品やサービスを誰かが購入することを期待して一方的に電子メールを配信します。これは、自宅の郵便受けに届くダイレクトメールと同じ概念です。

 電子メールの送信費用は、郵便や宅配便と比較するとごくわずかで、何万、何十万通ものメールを簡単に送信できます。たとえ彼らの製品を実際に購入する人がものすごく少ない数であっても、少ない売上で利益は十分にとれます。


 大部分のスパムメールは、商品やサービスの宣伝を目的とした広告・宣伝メールです。製品やサービスの売り込みばかりでなく、メールに書かれたURLから特定のホームページを訪れてもらうことが目的のものもあります。

 しかし、広告・宣伝メールは受信者の迷惑になり、企業のイメージを損なう恐れがあります。

 現在では良識のある一般的な企業は、受信する側に何らかの方法で確認をとってから送信する、という方法をとっています。無差別に広告・宣伝メールを送信する企業は、営業上必要な場合を除けば、イメージの低下になります。


 メールアドレスの収集は、本人から入手する場合とそうでない場合があります。

 例えば、次のような場合には自分から、氏名や住所、電話番号と共にメールアドレスを連絡先として提供しているとも考えられます。


  1. 販売店や飲食店などで登録する「ポイントカード」
  2. 商品購入時の顧客登録
  3. 各種会員登録
  4. イベントへの参加申込
  5. アンケートへの回答や懸賞への応募

 また、本人の知らないうちに個人情報が収集されてしまう場合もあります。


  1. 上記のような方法で収集された名簿の転売や、業者間での取引。
  2. インターネット上に書き込んだ掲示板や参加したメーリングリストに掲載されているメールアドレスを、特殊なソフトウェアなどによって収集されてしまう

 など。


 この他に、機械的に文字を組み合わせたり、辞書にある言葉を組み合わせたりし、自動的にメールアドレスを作成して配信する方法もあります。

 こうしたやり方は「ディクショナリアタック(辞書攻撃)」と呼ばれます。特に携帯電話で「電話番号をそのままメールアドレスに使用している」場合には、こうした方法でアドレスが簡単に推測されます。

1.スパムメールの種類
2.スパムメールの対処
3.自己防衛の重要性
4.スパムメールへの対策
5.Outlook Express のスパムメール対策
6.スパムメールの予防
7.スパムメールの通報
8.関連法規、判例
付録

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